尾瀬沼山歩4

大清水駐車場付近

6月7日の土曜日のこと。

大雨降りしきる中、高速道路を東北道、北関東道、関越道と乗り継ぎ沼田ICで下車し、大清水の駐車場(二日で1000円)を目ざします。駐車場までは土砂降りの雨だったけれど、車から降りた途端に雨が上がってくれて、一同は天候を味方につけた。晴れ女が誰かいるのかしら、もしくは今回山歩きをお休みした晴れ男の友人のパパが、雨雲を遠隔操作してくれたのかどうか定かでは無いが、とにかく週末の山歩きはほとんど雨に降られなかった。ホントにラッキーな山行でした。

尾瀬沼の水芭蕉

歩いてきた先は、尾瀬沼。メンバーは友人のヨメさん、友人の娘二人(5歳児に小4の9歳)、そしてヨメさんにボクの5人でのドラクエ山歩。スタートは8:20分頃。コースは大清水から尾瀬沼までの単純なピストンルートで、大人の足なら行きの片道で3時間ほどで到着できるレベル。話しながら歩いて行きゃああっという間です。そこを今回ボクたちはなんと6時間30分かけて歩いた。一番足の遅い5才のレディに歩調を合わせながら、2人の幼さレディの目の前に餌(ご褒美)をぶら下げて頑張ってもらった。

一ノ瀬休憩所のキュウリとトマト

1つ目のご褒美は一ノ瀬休憩所で食べられる各々100円のキュウリとトマトである。自家製みそに付けて食べるキュウリとトマトまるかじりでテンションアップ♪今回の山行の1番のキモは、一ノ瀬休憩所までの林道歩きだろうか。単純な道をひたすら歩く訳だから、小さなレディたち、とにかく飽きる。なもんで、キノコを見つけたり春ゼミを見つけたりカエルを見つけたりしながらたくさんの休憩を取ってまるまる2時間かけて歩いた。

岩清水の天然水

2つ目のご褒美は岩清水の天然水である。旨いよ美味しいよたまらないよとよりオーバーな言葉のスパイスを沢山ふりかけておいたから、お水を本当に美味しそうに飲んでくれた小さなレディたちの姿に胸きゅんした。パパに美味しいお水を持って帰ると言い張る下のレディに明日にしてと言い聞かせ、次なる目標地点へそそくさと移動する。だってペットボトルに入れたお水の行方は絶対にボクのザックですから・・・。(>_<)

三平峠

さて3つ目のご褒美は山の頂上である。三平峠と云うところを過ぎたら、もう登り坂は無いからねと安心させるのだ。ねぇまだ~?あとちょっとー!ねぇまだ~?あと少しー!と50回ぐらいチビたちとやりとりして、まだ少し雪の残る涼しい三平峠で大休止。ポッケからわんさかと飴やグミ(生では無いよ)やラムネ(生では無いZ)を仕込んでおいたので、三平峠の山頂で少しずつレディたちに渡し、テンションをアップさせる。ビックリしたのは塩ラムネが大人気だったこと。大人も子供も疲れた時はやはり塩なのだな。コレは勉強になった。

尾瀬沼休憩所

さ、そこからは早かった。ような気がする。4つ目のご褒美は三平下にある尾瀬沼休憩所のお昼ごはん。うどん大好きシスターズって聞いていたから、チョロいチョロい。けれどたっぷり食べてたっぷり休憩したら下の子が眠くなる!やばい。上の子もそろそろ飽きてきた。もう今日はここでいいと云う。まずい。あと少しの道のりだったが、この辺で必殺秘密兵器をちらつかせることとした。

長蔵小屋別館のケーキ

5つ目のご褒美は長蔵小屋別館カフェの美味しいケーキなのであった。この日のゴールである尾瀬沼ヒュッテなんかよりも効果てきめん、別腹ケーキの魅力で引きずって行った。まあ途中、やっぱり女の子で、群生している綺麗な水芭蕉を目の当たりにしてキャーキャー云いながら歩をずんずん進め、ゴールまで無事に辿り着いたものですが、正直本当に良く歩いてくれたと思っている。一番ヘタレだったママの鈍足が全て帳消しになったほど上出来でした。ママはもうちょっと体力つけないとなー。次連れてかねーぞー。笑

ミズバショウ

さあそして、尾瀬沼ヒュッテにチェックインしてビールも呑んでケーキも食べて、ボクが楽しみにしていた尾瀬ブロガーの写真展を見るために尾瀬沼ビジターセンターにゆくと、云わずと知れた尾瀬の有名人のお二人がいらっしゃった。ozebakaさんと、ひだまりさんだ。特にひだまりさん、相変わらずの癒し系オーラを発し、色々と和ませてくれる。

ところでその尾瀬ブロガーの写真展。1人につき2枚までの展示でしたけれども、これがとても良かったのである。普段ブログで見ている方々のいつもの写真ももちろん綺麗なんだけれども、こうして大判で見られる写真はやっぱり迫力が違う。精度も違う。そして魂が入っている。写真展は6/19日まで。見ておいて損は無し。おすすめです。

尾瀬沼ヒュッテの夕食と生ビール

尾瀬沼ヒュッテでは17時前にお風呂に入って汗を流し、ヒュッテの生ビールに備えて身を極めた。そして17時からの夕食の場に生ビールを持ち込み、大いに涙する。しびれるほどにビールがうまい!
さてこの日の天候は本当に味方に付いてくれて、尾瀬沼ヒュッテに到着した途端に大粒の雨が降ってくるという具合だった。でもま、雨が降らなかっただけありがたいことだけど、夕景も夜景も今回は無し。よって早々に持参してきたワインで部屋呑みを始めたのでしたが、小さなレディ二人と友人のヨメさんがバタンキュウ。じゃあってことで20時には皆で就寝へ。翌朝へ。

大江湿原と水芭蕉

朝は4時30分に起床し、6時の朝めし前に小雨降る尾瀬沼周辺の散策に出かけ、空いている木道を時間の許す限り歩いて尾瀬沼を体感した。目の前に広がる幻想的な景色を見て目をキラキラ輝かせ、ちれいね~ちれいね~と云うレディたちを見ると、連れて来ることができて良かったなと、ホッと胸を撫で下ろしたもんですよ。因みに、友人のヨメさんは尾瀬沼の景色を見て心が洗われるようね~とずっと云っていたけれど、果たしてどんだけ濁り汚くなっていたのかは聞かないこととした。笑

帰りは滑る木道に注意しながら、来た道をゆっくりと戻って先ずは岩清水の湧き水のところで小休止。さすがは女の子だ。パパへのお土産も忘れてはいない。優しい想いにザックは重い!(>_<)

アミガサダケ

で次。一ノ瀬休憩所でまたうどん。そして味噌付けて食べるキュウリも。そこで大大大休止して最後の難関、大清水の駐車場への歩きに備えた。ところがどっこい拍子抜け。ゆる~い下り坂の林道歩きは楽だったようで、帰りは時間はかかったが難なくクリア。そして皆でゲートを通っておしまいに。最後までケガなく無事に山歩きができて何よりでした。パパさん、のちほど別途ガイド料を請求いたします!ウソ。

大清水駐車場付近

〆に尾瀬沼ヒュッテの詳細と内訳を。5人で12畳の個室を利用させてもらいました。あまりにも広くて快適で驚いている。隣接する部屋の遮音もバッチリ。窓側には荷物を納めるスペースあり。座卓あり。部屋にはタオル&歯磨き粉付きの歯ブラシあり。尚、部屋の中にはコンセントはありません。
大人1人朝夕2食付きで9000円。小学生は7000円。幼児は2500円。生ビール(中)が800円。朝めしも晩めしもお代わりが出来て大満足な山小屋でした。

尾瀬沼山歩4シャシン記ログ

-山歩きと山登り

© 2024 bebeDECO