陣笠山と薬師岳

陣笠山と薬師岳の稜線

先週歩いてきた武尊山で気分を良くし、じゃあってことで次はすぐ近くに見えていた谷川岳を、ロープウェイを使って天神平駅までゆき、そこからトマの耳、オキの耳へと歩いてこようと思い朝7時過ぎに谷川岳ベースプラザへ到着するも、60cm以上降り積もった前日の大雪の影響でロープウェイの始発が7時から9時へと変更になっており、時間的余裕が生まれたので車の中でヨメさんとちょっと会議。

そして、今の我々の山登りスキルではラッセル地獄&ノートレースの谷川岳の山歩は無理かなと判断し、いったん車を収めた駐車場を後にして、距離にして50キロほどの、よく行きよく知った赤城山へと進路を変更したのであった。悔しさがつのった谷川岳は、雪が落ち着いた頃の良く晴れた青空の日にでもまた再来してくるつもり。
それで赤城山。今回はまだ未踏の「陣笠山と薬師岳」を歩いてきました。赤城山は幾つかの山の総称を云うので、まだ歩いていない山が存在します。あとはほんの数山でコンプリートする。今年にできるかしら。

薬師岳(赤城山)山頂標識

陣笠山と薬師岳は、赤城神社先の黒檜山登山口付近に車を駐めて、20分ほど車道(赤城道路)を歩き五輪峠からアクセスする。でもって当然大雪後の除雪作業で登山口が雪で隠されていたので、30分は入口を探してうろうろと彷徨ってしまった。
赤城山の人気の山である黒檜山や駒ヶ岳に比べて、陣笠山と薬師岳はかなり対照的で、まったく人気が無かった。なのでノートレース。地図によるCTでは40分で到着してしまう薬師岳の山頂では、たっぷりと1時間以上かけてスノートレッキングを楽しんできた。

基本的に登山口から山頂まではずっと尾根歩きになります。難所は薬師岳手前の岩が露出している急坂のみで、アイゼンさえあればまったくのモウマンタイ。それよりも左側に雪庇が多く右側が急斜面の細尾根だったので、あっちこっち行かないように注意した。ボクは山頂までストック&ワカンで。ヨメさんはストック&ツボ足で先行ラッセルしてゆく。・・・逆よね、普通。

渋~いこのコースは、左側の景色がなにげに良かった。大沼(おの)を眼下に、左から黒檜山、駒ヶ岳、長七郎山、地蔵岳、荒山、鈴ヶ岳と見えるのだ(鍋割山だけ確認できなかった)。最奥の薬師岳ではほんのちょっとだけ山頂標識が雪から顔を出していたので、登頂の証に、雪を掘り埋まった標識を出しておいた。薬師岳、標高は1528mであった。
登山口を見つけるのに難儀したけれど、黒檜山登山口の駐車場から薬師岳の山頂までは90分でたどり着く。山頂では30分ほどのんびりと過ごし、帰りはピストンで下り、往復3時間ちょっとのスノーハイキングでした。

昨日は赤城山のどこも天気が良くて青空がとても綺麗に映えてました。主峰の黒檜山なんてよく澄んだ青色のバックと合成しているように見えましたしね。それほど出来過ぎたお天気だった。
谷川岳は残念だったけれど、そのかわり赤城山はとても良い日和。けど天気図が読めたらきっとこんなことにはならなかったんだろうなと反省した山行でもありました。天気図の攻略が、次の課題です!(-_-;

赤城山(陣笠山と薬師岳)シャシン記ログ
 

-山歩きと山登り

© 2024 bebeDECO