別居テント泊山行

奥秩父で、『別居テント泊山行』してきた話。8月の26日㊏〜27日㊐のこと。

 

今回のテント泊山行の目的は3つ!
・避暑キャンプ
・奥秩父最高峰の登頂
・ヨメのソロテント泊の練習

 

テント泊してきた先は、奥秩父は大弛峠にある『大弛小屋』のテント場。標高が2365mと高くてとても涼しかった。しかも料金は一人1000円ととてもリーズナブル。
テント泊の人は大弛峠駐車場のトイレを使わないといけないが、小屋の水が使えるのは嬉しい。とは云え、大弛峠までは車で行けるので、ボクらは家からたっぷりと格安のミネラルウォーターを持参していった。&ビアも。

 

そんなことよりも、このテント場でキャンプするには駐車場の確保がなによりも大変で難しい。
26日の土曜日は大弛峠に9時50分に到着。峠の前の舗装された林道からずらりと路駐の列が走り、メインの舗装路駐車場を過ぎた砂利の林道ですら、ずらっと先まで“登山者”の路駐の車ばかりだった。

小さなジムニーだったから運良く大弛峠付近に停められたものの、何時に行ったら良いか時間配分も山行計画もなかなかに難しい。
理想は、お昼過ぎからやっぱり夕方頃に到着するのが良いみたい。16時頃には、メインの駐車場もガラガラだった。

 

さて、先ずは大弛小屋でテント泊の受付をする。
小屋番さんからテントサイトの利用に関する注意事項の説明を受けたら、2000円をお支払いして指定された番号のサイトで幕営だ。

 

ウチは共同装備の軽量化のため、いつもは二人で一つのテントを使うスタイルなのだが、今回は二人で二つのテントを使うことになった。
ソロテント泊に行きたいと云うヨメさんたっての希望でこうなったのだが、これがもう‥一人でゆったりとテントを使える味を占めてしまったら止められない。何だか癖になりそうだ!

 

てことで、各々の居住スペースを整えたらそれはそれ。のんびりビールを呑んでキャンプを楽しんでいたら、「じゃあ歩きにゆくよ!」とヨメが云う‥。
因みにヨメの城は黄色いテントで、ヘリテイジの“クロスオーバードーム2”と云うもので690gと超軽量。ボクの城は白いテントで、ゼログラムの“エルチャルテン”と云うもので設営が超簡単。グランドシートにインナーテントそしてフライまで付いた三位一体型テントとなっている。

 

11時30分頃、金峰山へ向かってテン場を出発。渋々歩き始めるのであった。

 

13時30分頃、金峰山へ到着する。

 

‥‥ん?このコース、確か13年ほど前に歩いたことがあったのだが、こんなに楽ちんであっという間に到着するんだっけ??と記憶がもう怪しい。

 

あれから少しは経験を積んで、歩く力が付いているのだろうと思うことにして、真っ白けの風景の中に浮かぶ五丈岩を見ながら小休止。
心の中は、とっととテン場に戻って涼しいところで呑むビールのことばかりを考えていた。

 

すんごい入道雲‥。
土砂降りの雨が降るんじゃないかと不安な気持ちでいっぱい。

 

帰りの途中、雨が少しパラパラと降ってきたが、テン場まではギリギリセーフな塩梅だった。カッパも傘も使わずに戻れて何より。

 

そして、テントの前で再び気持ちよく呑んでいたら、案の定、大粒の雨が降ってきた…。仕方なく、各々のテントに入り、この日はお開きとなった。ヨメさんのイビキが横のテントから速攻で聞こえてきた笑。

―――――

 

こんなに寝たのは久しぶりな翌朝。

 

『国師ヶ岳』と、奥秩父最高峰の『北奥千丈岳(標高2601m)』の頂きを踏みに、朝5時頃、テン場を出発する。
因みに、メインの大弛峠駐車場は朝5時で満車となっていた‥。

 

まだ少しうす暗い登山道を登ってゆく。

 

すると‥朝からごちそう様な景色がお目見えだ♪

 

前日の金峰山からの景色はいったい何だったのかと云うぐらいに、“前国師ヶ岳”からも“国師ヶ岳”からも“北奥千丈岳”からも、抜群の風景👌

 

ヤッホー!と叫びたい。‥叫ばないが。

 

さて、富士山。
来月、いよいよその頂を踏みにゆく予定である。果たして初登頂はなるのか‥!

 

帰りに立ち寄った夢の楽園からの景色もまた絶景で驚いた。

 

大弛小屋のテント場を拠点としたこの山行。山もキャンプもどちらもとても楽しめた。

 

大弛峠の駐車場は無料だし、大弛小屋のテント場は格安(1000円)、そして行きも帰りも全部下道ドライブだったから、久しぶりにかなりの節約山行となったのも良かった!

 

困ったことは、味を占めた一人ずつのテント泊だ。軽くて一人で使えるテントが、今ものすごく欲しくて欲しくてまいっちんぐ。

-山歩きと山登り
-

© 2024 bebeDECO