2月9日、日曜日のこと。山仲間にとても良いところを教えてもらった。
場所は日光の『刈込湖』と『切込湖』。凍てついた湖上の上を歩いてゆくスノーハイキングだ!
コースは“光徳牧場の駐車場”に車を1台デポし、メンバー皆でもう一台に乗り合わせて“湯元温泉の駐車場”までゆき、そこからスタートしてぐるりと回れるルート。
ん?車を1台デポ? ・・・なるほど、どMルート好きの夫婦からお呼びがかかった訳が分かったぞ。この日の山行はカッチンとちいちゃんがご一緒。普段厳しくて渋い山行ばかりしているので不安が隠せなかったが、たまにはこんなゆるい山行もするのだなと安堵。
黒いクマの尻皮を付けて参上。お尻まわりが温かいのだそうだ。雪山では腰からお尻など冷え込むことが多いから、尻皮はやはり便利そうだ。何処にでも座れるし。ボクも何かの皮でヨメさんにつくってもらおうかしら。
さて山行の話。スタート地点の湯元温泉の駐車場で身支度を整えるも、吹きすさぶ風とあまりの寒さで心少し折れる。~_~;
いったん車の中へ避難して、皆でせーの!のかけ声で出立したもんです。
登山口の前にある源泉帯を通過すると温泉臭(屁)が香り、山へ繰り出すのは止めてお風呂に入りたくなりました。それほどに寒かった。仲間のデジカメなんて低温のためにエラー音がピーピーうるさかった。結局この山行、低温による電池消耗が激しく10枚しか写真が撮れなかったとか・・・。(´д`)
先ずは凍てついた蓼ノ湖(たでのうみ)の上を歩きます。ヨメさんあまりのへっぴり腰に大笑いしてしまうが、雪の乗っていないスケートリンクの上をつぼ足で歩けばやっぱりこうなるのだろう。
つるつるの階段などの障害をいくつか乗り越えて、歩を進めて次に立ち入ったのは『刈込湖』の湖上。見晴らしがすこぶる良い。気持ちが良い。誰も居ない。あっという間にお気に入りになってしまった♪(´_ゝ`)
そしてここからボクだけスノーシューを付けてスノーシューイング。せっかく重いの持ってきたのだからこれで遊ばないだなんて勿体ない。もちろん、ボク以外はみんな自分に厳しい人たちだから、終始つぼ足でづぼづぼ足を取られながら黙々と歩いていた。
ボクは縦横無尽、林の中へ、ノートレース地帯へスノーシューで突入。浮力があって沈まない。快適スノーシュー歩きを満喫だ。
続いて『切込湖』の湖上を通過し、陽だまりを探して涸沼が見下ろせるエリアまで歩いてゆきそこで大休止。お昼ごはんとした。
日が差していても寒さで手袋を外せないので、箸がつかめない使えないとヨメさんがうるさい。そんなときにこそフォークなのだなと実感。山ではいまいちフォークの出番って無いよなーて感じていたので、これでどうやら眠っている道具が日の目を見そうです。
涸沼へ下りたあとは、今度は急な斜面を登り返して山王峠へ。そしてまた小休止。
目の前には見たことの無い角度の男体山が見えて迫力満点。山頂があんなに平らだとは思わなかったな。
さて下りはいつものごとくあっという間。光徳牧場の駐車場へ辿り着いたら、もう一台の車をピックアップしに移動する。
ボクらは早い時間からハイクアップしたのがよかったようだ。帰り道の赤沼茶屋周辺の駐車場は大混雑であった。今度からも、寒くても早い出立を心がけよう。楽しい山歩きであった。
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最高点の標高: 1754 m
最低点の標高: 1422 m
累積標高(上り): 971 m
累積標高(下り): -1055 m
総所要時間: 05:05:50