赤城山歩(小地蔵岳と長七郎山)

赤城山 長七郎山

何度助けてもらっているのかもうすっかりと忘れてしまっているが、何処の山へ行こうかと困ったときは赤城山なのである。しかも雪山でもこの困ったときの頼みの綱は変わらずで、赤城山は本当にボクの中では切り札の山なのです。家から比較的近くていつも空いている。
黒檜山に駒ヶ岳に鈴ヶ岳、長七郎山に地蔵岳や鍋割山に荒山などなど、赤城山は素敵な山が沢山あってレパートリーに富んでいます。今回の山行はその中の長七郎山を歩いてきた記録記事。青空が嬉しい良く晴れた日曜日のことでした。

長七郎山の登山道

今回の山行の目的は、ガーミンBaseCampを使ってPCで自分でルートを作ったコース通りに歩いてみることと、コースを外れて歩いた場合のガーミンの対応を確認すること、など。なので、勝手知ったる赤城山の長七郎山がとてもちょうど良かった。しかも雪がたっぷりとあって、ワカンでの気持ちの良い雪山歩きが楽しめました。
山歩きの開始は赤城公園ビジターセンターから。道路は、途中からビジターセンターの駐車場まではしっかりと雪道でした。四駆のスタッドレス車でのんびりと行きましたが、途中でお尻を振ったこと二回。走り慣れた道とはいえ矢張りヒヤッとします。
9時ちょうどにビジターセンターのトイレを借りてから山歩きをスタートしたあとは、鳥居峠から長七郎山方面へ向かいます。トレースの付いた道がありますが、つぼ足では潜ってやや歩きづらいため、序盤からワカンを付けて歩きます。浮力があるためワカンでもすこぶる歩きやすい。この山行の前日は雪が降ったようで、とても柔らかな雪質でした。

小地蔵岳

ある程度トレースの通り歩いたら、途中で小地蔵岳へ向かって行き先を変えてみます。以前に小地蔵岳へ行ったときは雪が多くて山頂を確認することができなかったので、今回はもう一度再確認。なんてったって手元にはガーミンeTrex30xJがあるので、今度は山頂がどこか確認できるはず。ところがそんなことをしなくとも、この日はちゃんと山頂標識がお目見えしてました。山頂は広くて風も無く穏やかでぽかぽか陽気。そこでザックに入れてきたコンビニの冷凍鍋を食べてしまおうかとも思いましたが、長七郎山まで歩を進めて、地蔵岳とか他の山並みを見ながらの山めしに。ところが長七郎山の山頂は風が強かったため、少し下ったところで木々に風を遮ってもらってのお昼ごはん。キンレイの冷凍鍋のカレーうどんとちゃんぽんがこれまた美味しくてグーでした。

キンレイのちゃんぽん

お腹が満たされたら次は小沼へ。湖上には何本もの足跡が付いていたので、ボクらも迷わずに凍った沼の上を歩いて対岸を目指しました。ところがです。雪でふかふかになっている氷の上をストックでコンコンと突きながら歩いていると、次第にストックの感触がずぶずぶと柔らかくなり、ズボボボボっとストックが落ちるような感覚のところに出くわしたりして、これはマズイぞ!とヨメさんと二人してあたふたしたものでした。
歩いてきたGPSログをあとで確認してみると、真っ直ぐに進んだ小沼の真ん中あたりでクッと左に進路変更しています。何だか焦っている状況がログでも見て取れる。いま思い返してもヒヤッとします。~_~;

小沼

さてこの後、地蔵岳へ進む予定でしたが、ところどころでのんびりし過ぎたせいか、この山行の制限時間が迫ってきてあっという間に考えていたリミットぎりぎりの時間になっていました。そうと分かれば地蔵岳が心残りだなんて露ほども思わない。あとは車道を歩いてゴール地点の赤城公園VCまで戻るのみ。どこまでも続く青空のもと、心身共にとてもリラックスとスリルを味わえた雪山の山行でした。これも赤城山のなせる技。またこんなとき、是非ともよろしく頼みたい。

霧氷

■山域:赤城山 小地蔵岳と長七郎山 2016年01月31日(日)
■目的:ガーミンeTrex30xJのテストとスノーシュー
■山飯:キンレイのカレーうどんとちゃんぽん
■山行:赤城公園ビジターセンター(トイレあり)09:20 ⇒鳥居峠 09:35 ⇒小地蔵岳 10:50 ⇒長七郎山 11:20 ⇒お昼ごはん 11:50~12:45 ⇒小沼 13:00 ⇒赤城公園VC 14:10 ※ルートラボ

赤城山歩(小地蔵岳と長七郎山)シャシン記ログ

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