♨赤湯温泉山口館へ

秘湯♨『赤湯温泉山口館』へ行ってきた話。5/23㊏~5/24㊐のこと。

 

本来ならこの週末は、大雪渓を歩いて白馬岳へ向かい、白馬山荘に仲間と泊まる予定だった。しかし天気が優れず、急遽代替え山行を計画。

 

するとヨメさんの引き出しから、色々な案が飛び出したのだが、満場一致で今回は『赤湯温泉山口館』に決定した。
この日のメンバーは、ピノキオ小屋(檜尾小屋)を愛する仲間たち。
遠方から集まり、目的は温泉♨と山口館での宴。当然‥苗場山へは登らない。笑

代替え山行ではあったものの、こちら側の天気も芳しくなく、予報は終日曇り。ところによっては小雨、気温も低めで寒そうだった。

 

ところが‥‥
駐車場へ着いてみたら、まさかの快晴♪
たま〜にこんなことがあるから、山の天気は悩ましい。
結局、この日は夜までずっと晴れていた。

 

さらに嬉しいことに、この日の宿泊客は、我々7人のピノキオ仲間以外には男性2人組だけなのだという。

 

ほぼ貸し切りだ。あの気持ち良い温泉が!!そして山口館が!!
とはいえ、そのことはまだ知らぬまま、遠方から集まった仲間たちと、まずは和気あいあい林道を歩いてゆく。

 

そこら中にヘビがにょろにょろ。カエルもゲコゲコ。
そういえば友達に大のカエル好きがいるのだが、今回の仲間には大のカエル嫌いがいてもう大変。笑
その二人が一緒に歩くことはまず無いが、世の中には色々な人がいるものだ。

 

途中、小屋の水より棒沢の水の方が美味しいよ(小屋番さん談)という沢で、早速みな水を汲む。

 

晴れなのよ!!雨まじりの曇天予報だったのに!!
嬉しいはずなのだが、今度はそのぉ‥‥暑い。
「もう少し曇ってても良かったよね‥」などと、無い物ねだりを始める始末。苦笑

 

額に汗しながら、遠方組の可笑しな話を聞きつつ、赤湯温泉♨までの山道をのんびり歩いてゆく。

 

今回の仲間には山菜博士がいて、山ウドやコゴミ、クロモジなど、歩きながら色々教えてくれた。

 

そんなこんなで、テント場を過ぎたらあっという間に♨へ到着。

 

清津川にかかる橋の上から眺める景色が、これまた実に美しい。
お天気で本当に良かった。

 

まずは仲間と一緒に、手前の露天風呂をちらり偵察。
「青湯」は早い時間は女子風呂になっていたが、誰も入っていなかった。

 

続いて、男子風呂になっていた「薬師湯」と「玉子湯」ものぞいてみる。

 

このときは、我々以外に男性二人しか泊まっていないことをまだ知らないので、女子陣もおっかなびっくり。笑

 

結果的には、大きな浴槽の「玉子湯」に、女子たちが昼間の明るいうちからゆっくり入れたらしく、それはかなりラッキーだったそうな。
混雑している玉子湯では、なかなかこうはいかない。実にナイスタイミングだった👌

 

さて、『赤湯温泉山口館』へは12時20分ごろ到着。
感じの良い女将さんへ挨拶し、一昨年以来の再訪なのだと話すと、
「覚えてる!縁側でにぎやかに宴会していた人たちだ~!!」
と言われ、ちょっとまいっちんぐ。笑

 

今回も大勢でお世話になる旨を伝えると、
「他は男性二人だけだから、自由にやって下さい」
とのこと。安堵した。
今回のピノキオメンバーズも、前回に負けず劣らず個性的な人たちばかりだから、まぁ賑やかだ。

 

部屋は前回と同じく、新館1階の12帖「なら」。
縁側付きで風通しも良く、非常に気持ち良い綺麗な部屋だった。

 

今回は、他に宿泊客がいないタイミングで他の部屋も見せてもらったが、どの部屋も実に綺麗。
客室だけでなく、共有スペースも丁寧に管理されているので、快適に過ごせるのがありがたい。

 

では‥と、温泉♨️へ向かう前に、各々が持ち寄った酒を並べ始めたのが間違いだった。

 

缶ビールを軽く一杯だけ‥のつもりが、「もう一本いく?」となり、そのうち「美味い日本酒は酔っぱらう前に呑んだ方がいい」と誰かが言い出す。

 

さらに、「だったらこの肴でどうぞ」と出てきたのが、
・煮ホタルイカ
・ウドの味噌漬け
・行者ニンニク醤油漬け
・昆布巻きかまぼこ
これがまた旨ぇのなんの。
そんなものをつまみ始めたら、もう重い腰など上がるはずがない。

 

縁側で和気あいあいとやっていたら、お風呂へ向かったのは15時ごろ。( ꒪Д꒪)白目

 

そしてそのお風呂。
入ったら入ったで、こちらでも今度は2時間近くのんびりしていたようだ。

 

玉子湯でゆっくり長湯していると、代謝が良くなりカラダがぽっかぽかになる。

 

すると目の前の清津川へドボン。
流れの穏やかな場所を探し、凍える冷たさに耐えながら肩まで浸かる。

 

そしてまた玉子湯へ。それを3回ほど繰り返した。
カラダがピリッと整う感じが、妙に心地良い。
仲間たちもこれには賛同したようで、一緒になって温冷浴を繰り返していた。

 

部屋へ戻れば、また縁側で一杯。
仲間と呑み、笑い、ぼんやり過ごす。
こんな時間がたまらない。

 

晩ごはんは、本館食堂で18時から。
どれも素朴で美味しかったのだが、やっぱり一番はウドの天ぷらだったかな。

 

ところで、この赤湯温泉山口館。
持参した酒類のゴミを必ず持ち帰れば、部屋呑みだけでなく、食堂でも持ち込みが許されている稀有な宿なのだ。これは本当にありがたい。
何が良いって、晩ごはんを食べながら、自分の好きな酒を呑める幸せ。
山小屋では、なかなか味わえない贅沢だと思う。

 

今回のメンバーは、老若男女7人の檜尾小屋好き。
毎年、中央アルプス檜尾小屋へ集まり、小屋締めの時期に、小屋番さんを労い、近況を語り合い、そして宴をする愉快な仲間たちだ。
もう長く続いている恒例行事である。

 

腹ごなしには、行灯を持って夜の温泉へ。

 

天気が悪い予報だったのに、まさか星空まで見られるとは思わなかった。

 

翌朝。早朝から雨。
この日は予報通りなのかしら‥。

 

赤湯温泉山口館はスマホの電波が入らない。天気予報を確認できないのは玉に瑕だが、温泉でのんびり過ごすには最高だ。デジタルデトックスにもなる👌

 

朝ごはんは、6時から8時の間なら好きな時間で大丈夫とのこと。
我々は7時ごろ食堂へ向かった。

 

外を見ると‥出発を遅らせたくなるほどの土砂降り。
しばらく縁側で雨宿りしていたが、意を決してカッパを着込み出発した。

 

ところが、歩き始めて10分もしないうちに陽が差してきた。
今度は暑い。
みな無言でカッパを脱ぐ。
山の天気は、本当に難しい。笑

 

帰り道でも、山菜博士による講義は続く。
昨夜のウドの味噌漬けは実に美味かった。
あんな素晴らしい酒の肴を作れるのに、本人は酒が呑めないのだから不思議でしょうがない。笑

 

この日も、駐車場へ着くまでなんとか天気が持ってくれた。
もちろん、棒沢で水を汲むのも忘れない。

 

実に良い代替え温泉山行となった。
宿泊代は、一泊2食付温泉付で「10,000円」だった。

 

いざとなると、私には困ったときの“丸川荘”くらいしか思い浮かばない。
ヨメさんの引き出しの多さには、毎度感心させられるばかりである。

―― ― ― ―

合計距離: 10.28 km
最高点の標高: 1204 m
最低点の標高: 870 m
累積標高(上り): 924 m
累積標高(下り): -898 m
総所要時間: 02:56:02
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