山を嗜み山を歩く

少し無理がたたったようで、また膝が痛くなった…。まいっちんぐである。
こんな時は無理をせず、〝山をのんびり嗜み、山をじっくり歩く〟ことにした。4月18日(土)から19日(日)のこと。

 

まずは谷川岳方面へ向かった。
目的は一ノ倉沢の景色。
ところが、出合まで一ノ倉道路をのんびり歩くつもりだったのだが、予定していたコースは5月22日まで歩行者も全面通行止めとのこと。

 

あえなく計画変更。
楽しみの矛先を他へ向け、土合駅へ。

 

次なる目的は、地中深くに潜むモグラ駅とモグラの喫茶店。

 

まずは旧駅務室を改装した駅舎内の〝喫茶モグラ〟へ。10時のオープンと同時に入店する。
ナポリタンと谷川茸バーガーを注文。ナポは1300円、バーガーは1000円。

 

珈琲とチャイは実に美味しい。
ただナポリタンはやや脂が強く、谷川茸バーガーは少々お上品な量。腹を満たすというより、雰囲気を味わう店なのだろう。
実際、満腹を求めている客は我々くらいで、皆ゆったりとした喫茶時間を楽しんでいた。

 

ヨメさんは、階段がモチーフとなった黄色くて愛らしいモグラの手ぬぐいを購入。
両面印刷のしっかりした品で2300円。生地も値段もなかなかいい買い物であった。

 

大宮・上野方面の地上ホームを眺めた後、今度は長~~~い階段を下り、長岡・新潟方面の地中ホームへ。

 

24段の連絡通路を経て、462段の階段を下りきると、そこが〝モグラ駅〟だ。

 

年間を通して気温は約15度と一定。待合室横の倉庫では、ビールが熟成されていた。なかなか贅沢な使い方である。

 

階段の上り下りでそれなりの運動にはなったが、運動不足解消にはほど遠い。
土合駅を離れ、周辺をぶらりと散策することにした。

 

高台から見下ろすと、駅直結のアウトドア宿泊施設〝DOAI VILLAGE〟があった。
いわば、かまくら型のゴージャスなグランピング施設で、雪の季節はさぞ気持ち良さそうだ。

 

土合砂防堰堤どあいさぼうえんてい
Rを描くアーチ式の堰堤で、この日は天気も良かったため、滝の先にはうっすらと虹が“チラリズム”。

 

谷川岳インフォメーションセンター周辺も、行けるところまで足を伸ばしてみた。

 

いつか歩きたい谷川連峰馬蹄形。その起点となる白毛門登山口周辺も下見がてら散策。

 

色の濃い花なども咲いており、ヨメさんはこの“ちょろちょろ散歩”でも十分満足していた様子。膝が芳しくなくてすまぬ。

 

さて、11時半から14時頃まで歩き回れば、腹も減る。
谷川岳ドライブインに立ち寄り、焼肉ラーメン(1100円)と もち豚丼(1300円)を食す。

 

これがなかなかどうして旨いのだ。コスパも良く、ようやく満腹になった。
焼肉ラーメンには〈息子のおすすめ〉とのポップが書いてあった。こういう一言に弱い。笑

 

そしたら――昼下がり。

 

この日の宿は〝ホテル鈴木エブリ邸〟
特等席を狙い移動し、道の駅白沢へ。夕方前に無事駐車場へinする。

 

温泉施設併設とあって、駐車場はなかなかの賑わいだった。入浴料は700円と良心的。
風呂が終わる頃には周囲も静まり、快適な夜の気配が整う。

 

…の、はずだったのだが。

 

車中泊にもかかわらず、ついつい呑み過ぎてべろべろになってしまった。
まぁいつものことなのだが、当然のようにヨメさんにこっぴどく叱られる。

 

季節は申し分ない。暑くも寒くもなく、虫もいない。今がいちばん良い頃かもしれない。
なので、気分が良くて少し調子に乗りすぎたようだ。

 

翌朝。
道の駅白沢の展望台から河岸段丘をちらりと眺めた後、しっかりと見えるお気に入りの山へ移動する。

 

車で気軽に行けて大展望の〝雨乞山あまごいやま〟だ。
この日も実に気持ちが良かった。

 

さらに今度は、天狗の山へ。

 

想像‥

以上の‥

数の‥

天狗さまに‥

迎えられ、

楽しさも‥

また想像以上だった。

 

そのまま足を伸ばし、気になっていた〝迦葉山かしょうざん〟へ行きたかったが、今回の私の膝では弥勒寺みろくじまでで丁度良い。
弥勒寺から先は、岩場もある本格的な登山になるようで、これは次のお楽しみとして取っておくことにした。

 

そして最後は、待望のタラの芽の偵察へ。
この時期、この辺りの標高が良いのかと、ひとつ勉強になった偵察であった。
収穫した分は、帰宅後に美味しくいただいた。

 

これがまた、なんとも春の味。
タラの芽の他に、コゴミと蕗の薹も天ぷらに。美味であった。

 

この週末も、なかなか良い“山の嗜み”ができた。
さて膝よ――そろそろまた調子を戻してもらわないと困るのよ。

-山歩きと山登り, 車中泊, 情景・光景・風景, お店など
-

© 2026 bebeDECO