父不見山歩き

よく晴れた土曜日。‥いや晴れすぎて困るほどだった土曜日。直射日光を避けられるように樹林帯を進んでゆくも、まるでサウナのような熱気が常に肌にまとわりつくような状態だった土曜日の山歩き。
埼玉県と群馬県の堺に位置する『父不見山』を歩いてきました。6月25日の土曜日のこと。

 

半袖‥半ズボン‥頰っ被り‥な出で立ちで待ち合わせ場所の“道の駅 万葉の里”に参上した仲間に見習って、ボクもこの日は半ズボンにするべきであったと大後悔…。兎にも角にも暑くてあづぐでしんどい山歩きでした。

 

この日のルートは、道の駅 万葉の里から反時計回りに歩き始めて、坂丸峠登山口から入山in。そして坂丸峠、長久保ノ頭(大塚)を経由して目的の『父不見山』へ、ア~ンドその先の大久保山まで歩いて行って、杉ノ峠北登山口で下山する、ぐるりと周回できるコースを歩いてきた。

 

この山行の二日前。何処かへ連れて行ってくれと山仲間にお願いしたら、この父不見山をアテンドされたのであったが、まず全く山の名前を読めなくて想像すらできなくて、どの“山と高原地図”で場所を調べたらよいのかとても難儀した。

 

埼玉側からは『ててみずやま』、群馬側からは『ててみえずやま』と呼ぶようだが、当初は“棒ノ嶺”と“棒ノ折山”、“きんぽうさん”や“きんぷさん”など、そんな類の読み違いなのかと思っていたら、山頂看板に記されている各々の由縁を読んでみると、どうやらそんなものでは無いことが分かった。
でもボクらは埼玉県人なので、今回は“ててみずやま”と呼ぶことにした。

 

さて、父不見山(ててみずやま)への渋~い登山道。景観はあまり望めない。
大久保山では広大な景色が望めたのだが、それ以外は基本的には樹林帯。けれども、キラキラ輝く木漏れ日が鮮やかで美しかった。暑くて暑くて死にそうであったが、こんな山行、実は嫌いではない。

 

‥ん? ててみえず山‥のはずなのだが、『てれみえず山』とは‥?^^;
まぁこんなこともあるのだろう。と思いながら先へ進む。

 

‥お! なんと両神山が、ち、近い。

‥おお! いつもの武甲山が、遠い。

 

今回の暑い山行。なんと小休止の度に、仲間から気の利いた食べ物をいただいた。気配り上手のちーちゃん流石である。
まずは疲労回復に効果的なリコピンたっぷり“トマト”が出てきた!
因みに小指のサポーターは“ヘバーデン結節”用。未だ良くならない‥。

 

次は“長久保の頭”で小休止。

なんと今度は甘い練乳付きの“コーヒーゼリー”が出てきた♪
高エネルギーを摂取して頑張ろうと云う意味か。料理上手のちーこ流石である。

 

 

父不見山(ててみずやま)の山頂へ到着。
眺望はほぼ無い‥‥。

 

てことで先へ進み、大久保山へ。こっちの景色はとても良かったんで、ゆっくり腰を下ろして大休止。

なんとお次は塩っぱい“きゅうりの浅漬”が配られた。それを持参してきた昼めし“流水麺そば”にぶち込んでもらった。
大量の汗で失った塩分を補うのにちょうどよい塩梅だ。これはすこぶる旨かった。

 

まだまだ大久保山の山頂付近で、冷えたノンアルビールを飲みながらのんびりしていたかったが、突然スズメバチの襲来を受けてしまったのでそそくさと撤収。間一髪であった。杉ノ峠を経由して下山する。

 

 

さて杉ノ峠北登山口から下山。そしてスタート地点までの長~い車道歩き。この5kmほどの車道歩きが、この日一番の核心部ではなかろうかと思うほど辛かった‥。アスファルトに照りつける太陽が、ものすごく暑かったのであった‥。(*_*;

 

暑熱順化の山歩き。ぼちぼち本気で始めたい!
因みに、道の駅 万葉の里で買った“万葉豆腐”がクリーミーでべらぼうに旨かった。超好みのお豆腐であった。もっと買って帰るべきだった。残念。

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合計距離: 16.37 km
最高点の標高: 1082 m
最低点の標高: 377 m
累積標高(上り): 999 m
累積標高(下り): -985 m
総所要時間: 06:26:51
Download file: (周回)2022-06-25 13_04_59.gpx

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